コラム
「配属ガチャ」は公務員にも? 入職後のギャップは「異動が多い」「17時に帰れない」:職員の声を聞いた(2/5 ページ)
地方公務員の「なり手不足」が問題となっています。「公務員=安定」のイメージがあって、働きたいランキングでも上位にランクインしているイメージがありますが、なぜ「なりたい」人が減っているのでしょうか。入職後のギャップを聞きました。
配属ガチャは公務員にも
OpenWorkに投稿された地方公務員のクチコミを見ると、入職後ギャップとして「希望する業務ができるとは限らない」という声が多く見られました。一般企業でも、新卒総合職採用のリスクとされる「配属ガチャ」は、早期退職の理由としても挙げられています。
地方公務員でも、多岐にわたる業務の中から自分がどの職務に就くのかが分からない、希望する業務に携われるか分からない、という入職後ギャップがあるようです。さまざまな自治体に投稿されたクチコミを紹介します。
「非常に多種多様な仕事内容がありポストも多岐にわたるため、入都前に自身がやりたいと考えていた業務には就けないと思っていたほうがよい。もし携わりたい業務があるのであれば日頃から周囲にアピールをし、面談の際にも異動シートに明言をして意思表示を行うことが非常に重要。希望先の管理職と所属の管理職に交流があれば、便宜を図ってくれることがある」(建築職、女性)
「基本的に業務内容や所属部局に関する希望は通らない。与えられた職場で粛々と業務をこなすことを求められるので、それに耐えられない人には不向き」(総務局、男性)
「行きたい部署には行けないことがほとんどで、そうなった場合のモチベーションの維持や働く意味をもう一度考え直す必要が出てくる」(福祉、男性)
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