インタビュー
楽天モバイルの契約数が好調 なぜ法人も個人も伸びているのか:念願の黒字化へ(3/3 ページ)
楽天モバイルの契約数が6月に700万回線を突破した。なぜ今、契約数が順調に伸びているのだろうか。同社が分析する好調の理由や近年力を入れている取り組み、反響などを聞いた。
念願の黒字化に向けて
700万回線に続く次のステップとして期待されるのが、800万回線や楽天モバイルの単月黒字化だ。
三木谷氏は1月25日に行われた「新春カンファレンス2024」の中で、損益分岐点の目安となる800万回線を「2024年中に達成見込み」と語り、前出の「2024年12月期第1四半期決算」の中でも「黒字化目前」をアピールしていた。
単月黒字化に向けては、契約数と月間平均収入(ARPU)の増加がポイントとなるが、同社では主要KPIとして契約回線800万〜1000万、ARPU2500〜3000円を目標に掲げている。ちなみにARPUは、2024年3月時点で2024円だった。
通信品質の向上や5G対応エリアの拡大、屋内でのつながりやすさの改善など、各種施策と合わせることで、今後はどうなるか。注目したい。
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