インタビュー
「太鼓の達人」ゲームセンター版が北米に進出するワケ 背景に日本のアニメや音楽人気:目標は世界で1万台(3/3 ページ)
「太鼓の達人」(ゲームセンター版)が、2024年11月から北米に進出する。ゲームセンター版は現在、国内で約4700台以上、国外で約900台以上が稼働しているが、なぜ今回北米での展開に至ったのか。
1万台の「太鼓の達人」を世界へ設置
冒頭でも紹介した通り、太鼓の達人(ゲームセンター版)は現在、日本で約4700台以上、海外で約900台以上が稼働している。
国別の内訳は明かしていないが、同社は全世界で「1万台の設置」を目標に掲げており、北米進出にあたっては、プレーヤーが遊びたいと思ったときにすぐに遊べるように北米全土での設置を目指している。「現在、全世界で約5500台なので、1万台の達成に向けて着々と計画を進めています」
太鼓の達人(ゲームセンター版)が国内だけでなく、海外でも支持されているポイントとして「太鼓のコントローラーを使った遊び方の分かりやすさ」や「音楽に合わせてリズムを取るという人間の普遍的な楽しみができる」点を挙げており、「国や地域を問わずに小さな子どもでも遊べて、海外でも支持されている日本の音楽が楽しめることが評価されているのでは」と分析している。
太鼓の達人は2001年のデビューから23周年を迎えた。木水氏は「100年先まで続くゲームにしたい」と話しており、今後の展開に注目したい。
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