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「それって人生ゲームみたいなやつ?」 まだまだ知られていない「アナログゲーム」の世界実態はよく分からない(1/5 ページ)

アナログゲームが話題になっていることをご存じでしょうか。「ん? 人生ゲームが盛り上がっているの?」と思われたかもしれませんが、本稿で紹介したいのは“いま話題になっている”ゲームのこと。どんなゲームが注目されているのかというと……。

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 「それって人生ゲームみたいなやつ?」――。

 最近SNSで話題になったフレーズですが、同僚や友人などをボードゲームやカードゲームといった(ビデオゲームやPCゲームなどのデジタルゲームと対極にあるといった意味で一般的に使われている)アナログゲームに誘うと、多くの人からこうした反応が返ってきます。

 一方、日常的にボードゲームを楽しんでいる人からすると、「メディアで紹介される機会もだいぶ増えてきたし、もうみんな知っているよね」と思われているかもしれませんが、まだまだそういうわけではないようです。


「ボードゲーム=人生ゲーム」と考えている人は多い?(出典:タカラトミー)

 矢野経済研究所が調査した2020年度玩具9品目別市場規模(日本国内出荷金額ベース)によると、テレビゲーム分野が3850億円に対し、アナログゲームなどを含むゲーム類分野は148億円と4%にも届きません。

 という状況ですので、アナログゲームに触れていない人からすると、「それって人生ゲームみたいなやつ?」と思われるのは、ごくごく普通の反応といえるでしょう。

 とはいえ、メディアが報じているように、アナログゲームの世界が盛り上がっているのも事実でして。これまでになかった工夫を盛り込んだ新製品は、年に1000点以上も登場していて、この傾向は今後も続くとみられています。

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