「それって人生ゲームみたいなやつ?」 まだまだ知られていない「アナログゲーム」の世界:実態はよく分からない(2/5 ページ)
アナログゲームが話題になっていることをご存じでしょうか。「ん? 人生ゲームが盛り上がっているの?」と思われたかもしれませんが、本稿で紹介したいのは“いま話題になっている”ゲームのこと。どんなゲームが注目されているのかというと……。
“いま話題の”ボードゲーム
では、人生ゲームと“いま話題の”ボードゲームは、どのような違いがあるのでしょうか? 大きな要素として「他のプレーヤーとのかかわり方」「ゲームに盛り込む世界観」「デザインの美しさ」などが挙げられます。
例えば、「モノポリー」。自分の駒が止まったマス(モノポリーの世界観では土地を表す)が自分のモノになります。自分の土地に相手が止まったら「使用料」を徴収できますが、特定のグループで構成する土地(1つのグループは連続する3つないし2つ土地で構成されます)を所有すると、「家屋」「ホテル」を建設して使用料を高くできるのです。
しかし、駒が進む数は、スゴロクのように「サイコロを振って出た目」で決まります。となると、自分が止まったマスだけではグループを構成することは難しく、必要な土地を手に入れるためには、他のプレーヤーとの「交渉」が欠かせません。
また「カタンの開拓者たち」(以下、カタン)では、点を得るために自分の駒(駒の種類に都市、開拓地、街道があって、それぞれ点数が異なる)を盤上に置く(「建設」と呼ぶ)必要があります。
この建設には木材、レンガ、小麦、鉱石などの「資源」が必要になるのですが、こちらもサイコロを振って出た目によって得るモノが違ってきます(資源が得られやすいように、サイコロの目の確率から策を講じるのもゲームの面白いところです)。というわけで、自分に必要な資源を手に入れるためには、他のプレーヤーと「交渉」しなければいけません。
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