2015年7月27日以前の記事
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部下が上司に求めること 「仕事の目的説明」「必要なアウトプットの明確化」を超えた1位は?500人に調査

約7割がメンバーの業務を把握していない上司からのコミュニケーションやアドバイスを有益と感じていないーー。そのような結果がTONOME(東京都港区)による調査で明らかになった。管理職とのコミュニケーションにおいて、メンバーが特に不満を感じる場面とは。

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 業務を把握していない上司からのアドバイスを有益と感じていない――。そう考える働き手が7割に上ることが、業務管理アプリなどを手掛けるTONOME(東京都港区)の調査で分かった。日々の業務において、部下が上司に求めることとは?

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マネジメントに対する管理職とメンバーの意識調査(ゲッティイメージズ)

業務把握の有無、上司と部下のコミュニケーションにどう影響?

 調査は、管理職がメンバーの業務を把握できているか否かが、コミュニケーションにどんな影響を与えるのかを明らかにするために実施。企業で働く管理職(部長、次長、課長)300人、メンバー(係長、主任、一般)200人から回答を得た。

 管理職がメンバーの業務を把握していると「思わない」とした人は42.5%に上った。内訳は「全くそう思わない」が12.5%、「あまりそう思わない」が30.0%。

 また、メンバーの業務を把握していないことについて「不満を感じる」とした人は61.1%に上った。

 メンバーの業務を把握していない上司とのコミュニケーションを「有益と感じない」とした人は、74.1%を占めた。また、メンバーの業務を把握していない上司からのアドバイスを「有益と感じない」とした人も77.6%に上った。

photophoto 業務を把握していない上司からのアドバイスやコミュニケーションを7割が「有益と感じていない」(TONOME調べ)

 一方で、メンバーの業務を把握している上司とのコミュニケーションについて「不満を感じる」とした人は約3割にとどまった。「有益なコミュニケーション」の前提として「上司が業務を把握していること」が重要だといえそうだ。

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業務を把握している上司とのコミュニケーションについて不満を感じるか(TONOME調べ)

上司とのコミュニケーションで不満を感じる場面は?

 上司とのコミュニケーションで不満を感じる場面について、最も多かったのは「上司の経験や主観により、適切なアドバイスをもらえなかったとき」で43.0%。次に「上司に仕事の相談をしても、言い分や話を理解してもらえなかったとき」(36.7%)、「上司に話を理解してもらえず、適切なアドバイスをもらえなかったとき」(34.2%)――と続いた。

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上司とのコミュニケーションで不満を感じる場面(TONOME調べ)

 上司への要望は「部下の業務や進捗をしっかりと把握してほしい」が最も多く29.5%に上った。その他「仕事の優先順位や必要なアウトプットを明確にしてほしい」(26.0%)、「仕事の目的や背景をしっかりと説明してほしい」(23.5%)が上位回答となった。

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上司への要望で重視すること(TONOME調べ)

 調査は6月14〜15日にインターネットで実施した。

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