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「ビックロ」から撤退したユニクロ、同じ建物に「新宿本店」をオープン 戻ってきた理由は?
ユニクロは10月25日、「ユニクロ 新宿本店」を、2022年に閉店していた「ビックロ」のビルに開業する。なぜ一度撤退した場所に「本店」を構えるのか。
ユニクロは10月25日、「ユニクロ 新宿本店」(東京都新宿区)をオープンする。ビックカメラとの共同店舗として2012年にオープンし、2022年に閉店していた「ビックロ」の跡地への再出店。インバウンド客の増加などを受けてのものだという。
新宿エリアのユニクロとしては、営業中の新宿西口店、新宿高島屋店、新宿東南口フラッグス店、新宿三丁目店に続き、5店舗目の出店となる。
同社はビックカメラとの共同店舗として、2012年9月にビックロをオープン。ファッションと家電で培った、両社のそれぞれのノウハウを掛け合わせる狙いがあった。しかし、新宿駅の再開発により買い物客の流れに変化が予想されたことや、契約期間の満了などに伴って、2022年6月に閉店。その後はビックカメラのみが「ビックカメラ新宿東口店」として、同じビルにおいて営業を継続していた。
しかし、コロナ禍が落ち着いて以降、ユニクロにおいてもインバウンド需要が増加。新宿でも4店舗ではキャパシティーに余裕がなくなってきたとして、「グローバル旗艦店」となる新宿本店をオープンするに至った。「本店」をうたった店舗はユニクロとして初めてだといい、広報担当者は「新宿5店舗の中心店舗に、またグローバルにユニクロの情報を発信する拠点になる予定だ」と話す。
営業時間は午前10時〜午後10時。売り場面積は約1200坪(地上1〜3階)。
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