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なぜ、「パン屋さん」みたいなセブンが増えているのか できたてのカレーパン、ドーナツ、メロンパンを強化する背景(1/2 ページ)
セブン-イレブンが、パン屋さんで取り扱うような商品を強化している。店内調理をしている点も共通している。その背景とは?
セブン-イレブンが、店内調理のパンやドーナツの販売を強化している。
9月3日、「お店で揚げたドーナツ メープル」(140円)と「お店で揚げたドーナツ カスタード」「お店で揚げたドーナツ チョコ」(各160円)を、東京都、千葉県、埼玉県の一部店舗で発売した。
セブン-イレブン・ジャパンの青山誠一氏(商品戦略本部長)は、「発売2週間で約240万個を販売し、非常に好調だ」と胸を張る。現在の取り扱い店舗数は約5000店だが、今後は神奈川県、群馬県、栃木県、福島県、茨城県、沖縄県、東海圏と販売エリアを拡大。11月には約1万1300店で販売する予定だ。
セブンは2014年に「カウンターで販売するドーナツ」を発売したが、2017年に終売している。現在、第5次ドーナツブームが起きているとされているが、同社は「レジ横ドーナツで本格的なリベンジを果たす」と意気込む。
ドーナツの販売店舗数を急激に増やせるのはなぜか。背景には、セブンが2022年に発売した「お店で揚げたカレーパン」がある。工場のパン生地製造設備や急速冷凍設備などをドーナツにも活用しているという。お店で揚げたカレーパンは、2023年の累計販売数が約7600万個を記録しており、「最も販売されている揚げたてカレーパンブランド」としてギネス世界記録に認定されている。
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