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やっぱり、ドンキの免税品は売れている なぜ訪日客が“つい”買ってしまうのか(4/4 ページ)

ドン・キホーテのインバウンド需要の取り込みが好調だ。どのような取り組みをしているのかというと……。

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訪日客向けのスマホアプリも

 訪日客の買い物体験の向上のために、テクノロジーの活用も進めており、レジ待機列の短縮にも力を入れている。インフラの整備やオペレーションを改善した結果、レジ待ち時間が1分ほど短縮されたという。

 さらに、2025年6月には、訪日客向けのスマホアプリ「マジカグローバル」のリリースを予定している。訪日顧客の会員化を行い、来店動機の向上や口コミ機能による顧客の声から満足度の向上を図ることが狙いだ。

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訪日客向けにアプリ「マジカグローバル」のリリースも予定(画像はマジカアプリのイメージ)

 これらの取り組みにより、ドン・キホーテは「日本で立ち寄るべき場所ナンバーワン」の実現を目指す。2027年には免税売上高1750億円(2024年比577億円増)という目標を掲げ、さらなる成長を見込んでいる。

 インバウンド需要のさらなる取り込みに向けて、積極的な店舗展開を進めている。年間2〜3店舗のペースでインバウンド強化型店舗の増加を計画し、顧客の分散と満足度の向上を図る狙いだ。

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「日本に立ち寄るべき場所ナンバーワン」の実現を目指す

 一方で、インバウンド需要の急増に伴う課題もある。店舗の混雑によるレジ待機列の長さや、訪日客の急増による国内顧客の来店離反の可能性だ。これらの課題に対し、ドン・キホーテは訪日客と国内顧客の双方の満足度向上を目指し、店舗の設備改善や新規出店による顧客の分散を図り、ストレス緩和と満足度の向上に取り組むとしている。

 インバウンド需要の取り込みは、ドン・キホーテの成長戦略の重要な柱のひとつとなっている。今後、いかに訪日客と国内顧客の両方のニーズに応えていくか、その取り組みに注目が集まる。

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