DXの最優先テーマは「経営管理・経営データ活用」 実行した企業の割合は?:DIGGLE調査
DIGGLE(東京都港区)は、DX推進・情報システム担当者405人を対象に「DXの取り組み実態」について調査した。
DIGGLE(東京都港区)は、DX推進・情報システム担当者405人を対象に「DXの取り組み実態」について調査した。DXの優先度が最も高かったテーマは「経営管理・経営データ活用」(59.3%)。次いで「顧客接点・カスタマーサービス」(56.1%)、「製造・開発プロセス」(55.3%)となった。企業にとって経営データの活用が、重要な戦略の一つであることが分かった。
「実際にDXに取り組んでいる」企業はどれくらい?
経営管理・経営データ活用について、DXの優先度が高いと考える企業で「実際にDXに取り組んでいる」と回答した企業は49.6%だった。優先度が高いと考えているにもかかわらず、実際に取り組めていない企業が半数以上であることが分かった。
実際にDXに取り組んでいる企業に対し、設定しているDXの成果指標について尋ねた。経営管理・経営データ活用領域では「意思決定のスピード向上」(41.5%)が最も多く、次いで「データ精度の向上」(37.7%)、「費用削減」(33.1%)となった。
DXに取り組むテーマの選定・優先順位づけの方法について、最も多かったのは「無駄やコストの削減見込みの大きさ」(48.0%)だった。DXの優先度と、実際の取り組みの差が小さい「製造・開発プロセス」(「優先度が高い」の回答者224人に対して、「実際に取り組んでいる」と回答した人が152人で67.9%)「請求・経費精算」(同221人に対して121人で54.8%)領域での成果指標が、業務効率化や無駄・コストの削減とされていた点にも通じる結果となった。
調査は、DX推進・情報システム担当の23〜69歳の男女405人を対象にインターネットで実施した。期間は7月5〜23日。
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