コラム
半年で来場17万人 36年ぶりに復活したエビスの施設、人気の秘密は?:週末に「へえ」な話(4/4 ページ)
36年ぶりに復活した「エビスビールの体験施設」が盛り上がっている。目標の来場者数「20万人」はほぼ達成する見込みで、有料のツアーも予約がなかなかとれない状況が続いている。人気の秘密は……。
エビス体験施設の人気はどこまで続く?
さて、エビス体験施設の人気はどこまで続くのか。新しいビールをつくり続けるだけでなく、さまざまなイベントなども企画している。詳しい内容は、社外秘なので教えてもらえなかったが、来場者のさらなる増加を狙っているようだ。
ちなみに、札幌市にビール博物館「サッポロビール博物館」がある。明治時代に建てられた工場で、ビールの歴史を学べるほか、試飲できる施設となっている。「若者のビール離れ」が叫ばれている中でも、来場者は年間50万人ほどいる。
博物館は札幌駅からバスで10分ほどのところにあるので、市内観光のついでに訪れる人が多いようだ。施設のコンセプトや規模は違うものの、立地のみを考えると恵比寿のほうが便利である。来場者の目標は「年間25万人」としているが、うまくいけば、博物館の数字に近づけるかもしれない。
このような話をすると、関係者はプレッシャーを感じて“あわあわ”するかもしれないので、「男は黙って」おくことにしよう(念のための注:1970年に話題になったCMのフレーズ)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ウイスキー蒸溜所「1万円ツアー」が盛況 サントリーが強気の値付けでも、満席が続く理由
サントリーのウイスキー蒸溜所が盛況である。大阪の山崎と山梨の白州にそれぞれ蒸溜所があるが、いずれも来客数が増えている。その理由を取材したところ、気になるツアーが盛り上がっているという。それは……。
タコハイって何味? サントリーの謎めいた商品が爆売れした背景
サントリーが3月に発売した「タコハイ」が好調だ。しかしながら、タコハイとは何か知らない人も多いはず。それなのにテレビCMでは、結局どんな飲みものなのか明かさない手法を採用した。結局、どんな商品なのか。そして、なぜ売れたのか。
なぜスーパードライから“細い缶”が登場するのか 「モンスター」と同じサイズ
アサヒビールが2月27日に発売する「アサヒスーパードライ スマート缶」は、若年層をターゲットにした新商品だ。開発背景や狙いを聞いた。
「サントリー生ビール」が売れている ヒットの背景に“違和感”あり
4月に登場した「サントリー生ビール」が売れている。その要因として、味わいやマーケティングなどが挙げられるだろうが、筆者は「パッケージデザイン」が気になった。どういうことかというと……。

