ファミマ、「パンでもスイーツでもある」新商品が好調 7日間で累計270万食を突破
ファミリーマートが10月8日に発売した「感動!スイーツパン」シリーズが好調だ。販売開始から7日間で累計270万食を突破している。
ファミリーマートが10月8日に発売した「感動!スイーツパン」シリーズが好調だ。販売開始から7日間で累計270万食を突破している。
同シリーズは、PB「ファミマル Bakery」から展開。「スイーツのぜいたく感」と「パンの満足感」を併せ持つ商品として打ち出している。
商品は「ティラミス風メロンパン ヘーゼルナッツコーヒークリーム」「塩キャラメル生フランスパン」「焼きチョコクロワッサン」(各185円)の3種類を用意。ファミマのスイーツラインの平均価格が245.9円なのに対し、185円というパンと同等の価格設定で「コスパも含んだ満足感を意識した」(開発担当者)という。
なぜスイーツを強化するのか
ファミリーマートはスイーツを2024年度の戦略カテゴリーとして位置付けている。同社執行役員の島田奈奈氏は「ファミマのスイーツが競合他社と比べて勝っているとは言えない」という認識を示し、「スイーツのファミマを目指す」と意気込む。
背景には、ファミリーマートへの来店目的の上位にスイーツ系商品がランクインしていることが挙げられる。同社が7000人近い消費者を対象に調査したところ、来店目的の1位は「おむすび」、2位「パン」、3位「デザート」、4位「清涼飲料」、5位「菓子・アイスクリーム」となった。スイーツを強化することで、消費者が求める「癒し」や「リラックス」効果の提供、「あのスイーツが食べたい」という目的買い来店を増やし、客数アップにつなげたい狙いだ。
3月にはプリンの進化系スイーツとして「最高!プリンスイーツ」シリーズを、7月にはレトロな喫茶店をモチーフとしたスイーツやドリンクを発売した。同社は今後も話題になるようなスイーツ系商品を投入する方針だ。
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