ニュース
星野リゾート、米国に温泉旅館を開業 外国人が期待する「日本らしさ」押し出す
星野リゾートは10月17日、米国で温泉旅館を開業すると発表した。開業は2028年を予定している。同社は「財務体力の面でもホテル経営の仕組みの面でも準備が整った」とコメントした。
星野リゾートは10月17日、米国で温泉旅館を開業すると発表した。開業は2028年を予定している。同社は「財務体力の面でもホテル経営の仕組みの面でも準備が整った」とコメントした。
開業場所は、米国・ニューヨーク州にある「Sharon Springs(シャロンスプリングス)」。マンハッタンから車で約3.5時間の温泉地だ。1800年代中盤にリゾート地として開発されたが、1900年代に入り飛行機での旅行が盛んになる中で、徐々に衰退。今回の温泉旅館の開業により、地域の活性化も目指す。
日本のホテル業界は1980年代に北米に進出したものの、成果を出すことができなかった。同社は「日本のホテル会社が米国に進出する時には、日本文化を反映したコンセプトが期待される」とし、日本らしい温泉旅館で米国での市場開拓に挑む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「オーバーツーリズムは“悪化”している」 星野リゾート社長が感じた危機感
星野リゾート、新卒採用で地方居住者の比率高まる ついに5割を突破 星野代表が語った背景
星野リゾートが地方居住者の採用を強化している背景とは?
押し寄せる外国人観光客は、本当にカネを落としているのか
インバウンド客の迷惑行為に対する地元住民の苦情が、有名観光地で無数に発生している。この手の話では「写真を撮ったらそのまま帰ってしまって、カネを落としてくれるわけでもないのに迷惑だ」というニュアンスも多分に感じられる。現状、インバウンド需要は経済的に貢献していると、本当に言えるのだろうか。
LINEヤフー、生成AIが観光のモデルコースを提案 最大5パターンを用意
LINEヤフーは7月4日、「観光AIモデルコース」機能の提供を開始した。同機能は、Yahoo!検索において「地名 観光」などで検索すると、生成AIが観光のモデルコースを提案するというもの。ユーザー調査の結果から実装に至ったという。


