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なぜ「ライス残し」で炎上したのか? 家系ラーメン店が抱える深いジレンマスピン経済の歩き方(1/8 ページ)

無料サービスで希望したライスを食べずに帰った客に対してラーメン店が投稿した内容が話題になっている。なぜ店側は、ここまで怒りをあらわにしたのだろうか。

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「今、米残して帰った女子2人 見てたらdmください」

 先日、埼玉県三郷市にある横浜家系ラーメン店がSNSに投稿した、この一文が炎上した。

 この店ではラーメンの注文を受けた際に、希望者に無料でライスを提供しているのだが、女性客2人がライスを希望したのにそのまま帰ってしまったことに対して、店主が投稿したものだ。

 無料ライスを注文した客は、残す場合は体調不良などちゃんと理由を申告する“ルール”があるそうだが、女性客2人はなんの断りもなく退店してしまったため、SNSに投稿したという。


ラーメン店主のSNSのコメントが炎上した(画像と本文は関係ありません。出典:AC)

(画像と本文は関係ありません。出典:AC)

 「お米一粒に7人の神様」「お米を残すと目が潰れる」と幼い頃からしつけられる日本人からすれば、食べ物を粗末にするのは「大罪」だ。多くの人が店主の言動を称賛・支持した……かと思いきや、意外にも多かったのは「怖すぎる」「残す時に一言言わなきゃいけない飲食店を初めて見た」など否定的な意見だった。

 実は横浜家系ラーメンが「ライス残し」で激怒したのは、これが初めてではないのだ。

 2023年12月、千葉県習志野市の横浜家系ラーメンの店主が、ほとんど食べ残したごはんと漬物が入った茶碗の写真とともに「死んでください本当に そそくさと逃げるように帰るなよ 自分でよそってんだぞ 二度と来るなゴミクズが」と書いた投稿が炎上。こちらも「怒るのは分かるけれど、言い方が悪すぎる」という否定的な声が多く寄せられたのである。

 さて、このような話を聞くと、「なぜ家系ラーメンの店主は無料ライスでそんなにキレるのか?」と首をかしげる人も多いのではないか。

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