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「中国車はあぶない」のイメージ覆せるか BYD、長澤まさみCM起用の効果は?:社長に聞いた(3/4 ページ)
2023年に日本の乗用車市場に参入した中国企業のBYD。販売戦略やテレビCMの狙いをBYD Auto Japanの東福寺厚樹社長に聞いた。
テレビCMでメインターゲット以外にも認知拡大を狙う
プロモーションについては、2024年4月より長澤まさみさんを起用したテレビCMを流している。パリ五輪開催前となる7月中旬まで放映し、9月からは再放映を開始した。
メインの購買層はガジェット好きの男性やファミリー層だが、あえてマス向けのテレビCMを選択した。長澤まさみさんを起用した理由は「家庭の中で“金庫番”となる人も含めて、幅広い層に認知してもらいたい」狙いがあった。
「中国製のEVというだけだと『危ないのでは』と決意がゆらいでしまう可能性がある。だが『長澤まさみさんが“ありかも、BYD!”という決めゼリフで出演しているCMのクルマ』となれば、印象が異なる。実際にCM放映後、週によっては来場者数が1.5〜2倍ほどに増加した」
そのほかCM放映前からも各モーターショーへの出展や試乗ができるイベント「BYDキャラバン」を実施するなど、各種プロモーションを展開している。
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