2015年7月27日以前の記事
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「SEO対策は生成AIに任せれば楽勝」という判断の落とし穴 “薄い”コンテンツがもたらすリスク(4/5 ページ)

“薄い”コンテンツは、長期的にはブランド価値を損ない、読者の信頼を失う可能性が高まります。コンテンツ作成における生成AI活用のリスクについて詳しく解説します。

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ブランド毀損リスクその3:既存の著作物を無断利用

 また、生成AIは基本的に既存の情報を基にコンテンツを生成するため、制作者が気付かない内に既存の著作物を無断で利用してしまっている可能性があります。著作権侵害は、法的問題に発展するだけでなく、企業の倫理観が疑われ、ブランドイメージを大きく損なう可能性があります。

 米国では、記事が生成AIの学習用に許可なく使われ著作権を侵害されたとして、ニューヨーク・タイムズや地方紙などがChatGPTを開発した米オープンAIと、同社の技術を使うマイクロソフトなどを提訴し、訴訟問題へと発展しています。

 これは生成AI事業者への訴訟例ですが、著作権を侵害したAI生成コンテンツを公開した企業側も責任を負わされることは十分に考えられます。

 著作権侵害に発展させないためにも、生成AIの学習元を確認するといった対応が求められるでしょう。

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