2015年7月27日以前の記事
検索
連載

生成AIで文章校正 精度を高めるプロンプトのコツは?その悩み、生成AIが解決(2/2 ページ)

自分の文章をAIに手直ししてもらいたいとき、単に「この文章をチェックしてください」と指示するだけでは、思うような結果が出ないことも多い。今回は、基本的な使い方ながら意外と一筋縄ではいかない文章の校正やチェックについて、プロンプトのコツを紹介する。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

データが学習されないようにオプトアウトを行う

 今回紹介したプロンプトは、基本的にどの文章生成サービスでも利用できる。草稿段階の文章の確認という用途の性質上、必ず意識しておきたいのが各サービスにおけるデータの扱いだ。

 ChatGPTおよびGeminiの場合、標準設定では入力データがAIの学習に利用される可能性がある。完成後すぐにWeb上に公開するような文章についてはそこまで神経質になる必要はないが、用途や内容によってはデータが学習に利用されないようにするオプトアウトを行うとよいだろう。

 Microsoft Copilotの有料プランやGoogle WorkSpaceのAIアドオンを契約している場合は、WordやGoogleドキュメントのサイドパネルからAIを利用できる。これらの場合、データがAIの学習に利用されることはないとされているため、特に設定を行う必要はない。

サービス 文章チェックの方法 入力データの利用
ChatGPT ファイルをアップロードし、プロンプトを入力 「一時チャット」を利用するか、設定の「データ コントロール」から「モデルの改善」をオフにすることで利用されない設定が可能
Gemini ファイルをアップロードし、プロンプトを入力 サイドバーの「アクティビティ」から、「Gemini アプリ アクティビティ」をオフにすることで利用されない設定が可能
Claude ファイルをアップロードし、プロンプトを入力 利用されない
Microsoft Word Microsoft 365 Copilot(企業向け)もしくはCopilot Pro(個人向け)に加入している場合、サイドパネルから利用可能 利用されない
Googleドキュメント Google WorkSpaceのアドオン「Gemini for Google Workspace」に加入しているアカウントなら、サイドパネルから利用可能(個人向け「Gemini Advance」は日本語未対応) 利用されない

 自分で書いた文章をセルフチェックだけで確認するのはけっこう難しい。自分自身では“分かっている”がゆえに、どうしても見落としが出てしまうためだ。生成AIという「もう一人の目」を通す習慣をつけることで、クオリティの底上げが可能になる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る