“ヤンキー特化型”ドンキが大阪に上陸 ボンタン完売の店内はドキドキか、ギラギラか:火曜日に「へえ」な話(1/4 ページ)
大阪府貝塚市に「ギラギラドンキ」が登場して、半年がたった。その名の通り、店内はギラギラしているわけだが、新たなコンセプトの店を運営して、どういったことが分かってきたのか。ターゲットのお客は……。
ドン・キホーテには「〇〇ドンキ」という名称の店がたくさんある。コスメドンキ、お菓子ドンキ、お酒ドンキなど。
例えば、コスメドンキ。ネーミングの通り、女性をターゲットにしていて、店内にはSNSで話題になっているモノや韓国コスメなどがズラリと並んでいる。ターゲットを絞りに絞った、いわゆる専門店が増えているわけだが、個人的に気になっている店がある。4月2日に誕生した「ギラギラドンキ」だ。
「ドンキらしい店だなあ。行ったことも聞いたこともないけれど、店の雰囲気はだいたい想像できるよね」などと思われたかもしれないが、実はギラギラドンキは店名ではない。南大阪の貝塚市にあるので、正式名は「ドン・キホーテ貝塚店」である。
ギラギラドンキは店のコンセプトであって、店内は「ひと昔前のドンキっぽさ」を重視している。ひと昔前のドンキといえば、やんちゃな若者が多く、夜中に店の前でワイワイしている姿をよく見かけた。駐車場にも改造車がたくさん停まっていることがあったが、今のドンキは違う。改造車が爆音をあげることはほぼなくなり、やんちゃな若者がたむろする店ではなくなりつつあるのだ。
時代の流れとともに“マイルドドンキ”が増えているわけだが、ギラギラドンキはどういった人をターゲットにしているのか。夜中に店にやって来て、駐車場でわいわいする。そんなかつてのやんちゃな若者をターゲットにしているのだ。
店内の特徴は、いたるところでギラギラを感じられることである。天井にはミラーボールが回っていて、ショーケースには金のネックレスが並んでいたり、派手なデザインのスカジャンがあったり、ヘビ革の財布を扱っていたり(現在は販売していない)。夜になると巨大な公式キャラクター「ドンペン」が照らされていて、とにかく「派手」なのだ。
かつてのドンキといえば、店の通路をあえて狭くして、足下から高いところまで商品を埋め尽くす、いわゆる“圧縮陳列”を導入しているところが多かったが、この店ではどうか。もちろん、圧縮陳列である。
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