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目指すは「セブン-イレブン1カ所で全部そろう」 生活防衛意識高まる中でのクリスマス商戦、どう対応する?(2/2 ページ)
セブン-イレブン・ジャパンは11月13日、クリスマス商品のラインアップを発表した。多様化する消費者のニーズに対応し、「セブン-イレブン1カ所で、クリスマスに必要な全てがそろう」ことを目指す。
クリスマスケーキに求めること
一緒にクリスマスを過ごす人によってケーキの予算や求める要素が変わることも分かった。調査の回答全体では、クリスマスのケーキにかける予算について「2000〜3000円未満」(18.1%)の価格帯が最多だったが、家族と過ごす場合は「3000〜4000円未満」が、パートナーや友人と過ごす場合は「1000〜2000円未満」が最多となった。
物価高騰、ケーキはどう対応する?
コスパを意識した施策として、同社は3000円以下の商品群を昨年から3割増やした。ケーキの原材料価格は高騰しているが、クリスマス商品の定番である「クリスマスかまくら」は製造工程などを見直し、価格を据え置いた。また、単身世帯が増加していることから3〜4号サイズといった小さめのクリスマスケーキも拡充した。
タイパ志向のニーズに対しては、チキンのセットやオードブルのメニューを充実させ対応する。宮氏は「忙しい平日に、『セブンイレブン1カ所で、クリスマスに必要な全てがそろう』という状況を目指した」と説明した。
コスパ、タイパに加え、「特別感」を強調したセブン-イレブンのクリスマスは、消費者の支持を得られるか。
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