「物価高×平日」で苦しい今年のクリスマス ファミマが仕掛けるコスパ・タイパ両立の施策(1/2 ページ)
ファミリーマートは11月8日、クリスマス商戦の説明会を開催した。今年はケーキ、チキン、オードブル、すし、サンドイッチ、お酒など全68種類のメニューを用意。それぞれの予算や過ごし方に合わせて、商品を組み合わせる「アレンジクリスマス」を提案する。
ファミリーマートは11月8日、クリスマス商戦の説明会を開催した。今年はケーキ、チキン、オードブル、すし、サンドイッチ、お酒など全68種類のメニューを用意。それぞれの予算や過ごし方に合わせて、商品を組み合わせる「アレンジクリスマス」を提案する。
クリスマスケーキは、ファミリーマートオリジナルの「ミルフィーユ・シャンティ」「ショコラ・ミルフィーユ」(各4320円)に加え、「パティスリー ルージュ・ブランシュ監修ガトーブランシュ」(5号4700円)や「ケンズカフェ東京監修ショコラケーキ」(3700円)など、専門店が監修した商品を提供する。
チキンは定番のファミチキと骨付きチキンをセットにした「3種チキンのパーティーセット」(12月20〜25日は2760円、26日からは3030円)を用意。また、今年6月に価格はそのままで増量したクリスピーチキンとファミチキのセット(12月20〜25日は1104円、26日からは1224円)など、各種セットをそろえた。
過去イチ「物価高」なクリスマス
同社の橋本剛氏(マーケティング本部 メディア&プロモーション改革推進部長)によると、今年のクリスマスのポイントは2つ。「物価高」と「平日」だ。
長引く物価高騰により、今年は過去一番「物価高」なクリスマスが見込まれるという。同社が15〜69歳の男女約3万人に調査したところ、67.6%が「昨年と比べて、今年のクリスマスで使う金額には物価高の影響がある」と回答した。
また、今年は24日、25日ともに平日という、5年ぶりの「平日クリスマス」となる。そのため、クリスマス当日は「普段と変わらず過ごす」「自宅でクリスマスを過ごす」という回答が上位を占めた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ファミマ、「パンでもスイーツでもある」新商品が好調 7日間で累計270万食を突破
ファミリーマートが10月8日に発売した「感動!スイーツパン」シリーズが好調だ。販売開始から7日間で累計270万食を突破している。
ファミマ、イートイン削減→売り場に変更 全国の店舗で順次
ファミリーマートは10月2日、全国の店舗に設置しているイートインスペースを商品売り場へと順次変更すると発表した(一部店舗では継続)。商品の品ぞろえを拡大し、店舗内スペースを有効活用する目的という。
ファミマ「チョコだらけ!」開始 “食感”こだわった商品で共感・シェア促す
ファミリーマートは10月29日から、「食感」にこだわったチョコスイーツ13種類をカテゴリー横断で展開する「ファミマがチョコだらけ!」キャンペーンを展開する。その狙いは。
ファミマ、高級「クリームパン」が好調 狙うはスイーツの代替 パッケージで「生」強調の背景は
ファミリーマートが1月16日に発売した「とろけるたっぷりクリームパン」の初速が好調だ。プレミアムな価格帯にしたり、パッケージで「生」を強調したりする背景を開発担当者に聞いた。





