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米司法省がGoogleに「Chrome」売却要求……SEOはこれから「崩壊」するのか?(6/6 ページ)

情報収集の形が大きく変わる中、Webマーケティングの未来は。

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Webマーケティングのこれからについて

 ここまで、SEOによるWebマーケティングが崩壊するか否かについて考察してきました。

 以上を踏まえると、SEOのビジネスモデルは崩壊せず、今後、形を変えながらマーケティング手法として重要な位置付けを保ち続けると考えられます。

 検索エンジンの未来は、テクノロジーの進歩や訴訟問題、政治事情、デバイスとブラウザの関係など、複雑な要因が絡み合って決まっていきます。

 大きな潮流としては、従来の「青いリンク集」によるキーワード検索の利用は減少し、Google一強時代も終わりを迎えるでしょう。生成AI時代の到来により多くの企業が参入し、競争が活発化する中で「インターネットの秩序」がより重要性を増していきます。

 Googleは長年「良質なインターネット環境の構築」という大きな責任を担ってきました。外部サイトからのリンク(≒推薦)を情報の信頼性の指標としたり、コピーコンテンツの禁止、コンテンツ評価指標E-E-A-Tの重視、ユーザーインタフェースの評価など、さまざまな取り組みを通じてWebの質を向上させてきました。

 これらの基準に応えるSEO対策を進めることで、インターネット全体の情報の質が向上してきたといえます。これはGoogleが人類に残した大きな功績の一つといえるでしょう。

 私はSEOコンサルタントとして、プラットフォームとWebサイト運営者を結ぶ橋渡しの役割しかできませんが、今後の検索プラットフォームの主要企業には、Googleと同様に「良質なインターネット環境の構築」という使命を持って取り組んでほしいと考えています。

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