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「イオンでウォーキングする」文化は流行るのか? 実際に体験して「厳しそう」だと感じたワケ(4/6 ページ)
ウォーキングする場所といえば、公園や遊歩道を思い浮かべる人が多いだろう。こうした中、ユニークな場所でウォーキングすることを推奨する動きがある。イオンモールの中をウォーキングする、その名も「イオンモールウォーキング」だ。
EC全盛の現代で、リアル店舗をアピール
2つ目は、ショッピングモールが潜在的な弱点として持っている「広くて歩くのが大変」というイメージを、むしろ「歩くから健康に良い」と捉え直すことによって、モールの印象をアップさせていることだ。
実際、イオンモールウォーキングのアプリでは、推奨コースに沿っていなくても、モール内を自由に歩くだけでポイントが加算されていく。そのため、ウォーキングコースを歩くためだけでなく、普段の買い物時にも利用できるのだ。いつもは「歩いて疲れる」と思っている人も、「なんだか健康にいいことをしている」と考え直し、普段の買い物もモールで済ませるようになるかもしれない。高齢者も含めEC利用率が増加する現在、モールなどリアルでの購買につながる機会を提供することは重要だ。
3つ目は、WAONへの導線になることだ。WAONはイオンが提供する電子マネーで、これとひもづいたカードやポイントクラブもある。イオンモールウォーキングの景品はWAONポイントなので、アプリでの抽選はWAONに入っていることが前提となる。つまり、イオンモールウォーキング目当ての人をWAONに誘導できるのだ。少なくとも、ただ「入会してください」とモール内で呼びかけたりするよりも高い効果が見込めるだろう。
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