ニュース
テレビ離れでも「お茶の間回帰」? Amazon、“奇跡の9連休”に向けFire TV強化(1/2 ページ)
アマゾンジャパンが年末年始に向け、「Fire TV」シリーズの展開を強化している。同社が注目しているのが、「お茶の間回帰」の波。「家族やパートナーと、自宅の大画面で配信コンテンツを視聴する人」が増えているようだ。
アマゾンジャパンが年末年始に向け、オンライン動画コンテンツの視聴を可能にするデバイス「Fire TV」シリーズの展開を強化している。
アマゾンジャパンの調査によると、“テレビ離れ”が進む中でも「家族やパートナーと、自宅の大画面で配信コンテンツを視聴する人」は増加しているという。同社が着目しているのが、動画コンテンツの消費における、ユーザーのとある変化だ。
コロナ禍で視聴スタイルに変化
アマゾンジャパンは10月10〜15日、家族やパートナーと同居する15〜79歳の男女1400人を対象に、テレビ画面でのコンテンツ視聴に関する調査を実施。その結果、「家族やパートナーと毎日テレビ画面でコンテンツを視聴している」人は、55.1%と半数以上を占めた。
また、家族・パートナーとの時間を重要視する人のうち、約4割がこの数年で「テレビ画面でコンテンツを視聴する機会が増えた」と感じていることが明らかになった。Amazonデバイス Fire TV事業部 事業部長の西端明彦氏は「テレビの大画面にお客さまが戻ってくるという『お茶の間回帰』が生じている」と話す。
「2010年代にはスマホやタブレット端末、Youtubeの普及でテレビ離れが起きたが、2020年以降、コロナ禍により在宅時間が増加した。TV番組の見逃し配信など、コンテンツ自体が充実したこともあり、自宅の大画面でこれらを観る傾向が強まったのではないか」(西端氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「推し活」をしている人は20% 推しの対象で人気なのは?
クロス・マーケティングが余暇をテーマにした調査結果を発表した。余暇時間に求めることや、年代別の余暇時間の多さなどを調査している。
お金を出して「推しのポスター」を駅に JR東、推し活向け応援広告を販売
JR東日本は6月13日、ア―ティストやアイドルなどの「推し活」を支援するサービス「推しSta!」を開始した。駅構内や電車などJR東日本グループのアセットを活用した「推し活」を提案する。
なぜ人は「3分のドラマ」にハマるのか BUMPが刺激する“非合理的な欲求”
今、にわかに盛り上がる「ショートドラマ」産業。コンテンツの特色と成長性、そして日本のコンテンツ産業全体にあたえるインパクトとは何か。
動画コンテンツビジネス市場が好調 2023年度はライブ配信中心に2ケタ成長
矢野経済研究所が調査結果を発表した。


