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1億総スカンの「流行語大賞」 それでもユーキャンは辞めないワケ(1/5 ページ)

なぜこれほどに「ふてほど」だったのか。

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筆者プロフィール:古田拓也 カンバンクラウドCEO

1級FP技能士・FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックベンチャーにて証券会社の設立や事業会社向けサービス構築を手掛けたのち、2022年4月に広告枠のマーケットプレースを展開するカンバンクラウド株式会社を設立。CEOとしてビジネスモデル構築や財務などを手掛ける。

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 今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれたのは「ふてほど」だった。この言葉はTBSの人気ドラマ『不適切にもほどがある』を略したものだが、SNSでは「そんな略称聞いたことない」「流行した記憶がない」といった声が大半を占め、国民的な共感を得られたとは言い難い。


2024年の流行語大賞は「ふてほど」になった(出所:TBS公式Webサイト)

 実際にドラマそのものは話題になったものの、「ふてほど」という略称が独自に流行していた事実はほとんど確認できない。このような選出が続く中で、流行語大賞そのものへの疑問が浮上している。

 筆者の予想では、Netflixで大きな話題を呼び、「もうええでしょう」などといったキャッチーなフレーズがちまたで多用された「地面師」が本命で、次点として「闇バイト」になるのではないかと踏んでいた。しかし、残念ながら、そのような予想は裏切られてしまったかたちになる。

 しかし、統計データを確認すると、やはり「ふてほど」が選ばれた経緯は不可解だ。

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