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年末年始の国内旅行費、過去最高か 「奇跡の9連休」で旅行意欲はどうなった?(2/2 ページ)
旅行大手のJTBは、年末年始(12月23日〜1月3日)における旅行動向(一泊以上)の見通しを発表した。最大で9連休となる今年の年末年始、旅行動向に変化はあるのだろうか。
海外旅行者は増加
海外旅行人数は52万人(同113.0%)で、平均費用は27万3000円(同106.6%)となった。
同社は海外旅行人数についても、日並びの良さなどから前年よりも増加したと分析。「平均費用は、円安や海外の物価高などの影響を受け上昇した」とみている。旅行先は「韓国」(26.2%)が最多で、「台湾」(11.4%)、「ヨーロッパ」(10.7%)、「ハワイ」(10.1%)と続いた。同社は韓国などの近隣と、欧米やハワイといった遠方とで「二極化」する傾向が強まっているとみている。
調査は全国15〜79歳の男女(事前調査1万人、本調査1930人)を対象に、11月12〜15日にインターネットにて実施した。本調査は、事前調査で「年末年始に旅行に行く/たぶん行く」と回答した人から抽出。旅行動向は、各種経済指標や業界動向、交通機関各社の動き、宿泊施設の予約状況、各種意識調査などをもとに算出した。
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