「イオンモール土岐」に新業態のシネコンが誕生 DXを推進、コンパクトかつハイスペック
イオンエンターテイメントは、商業施設「イオンモール土岐」内に東濃エリア初のシネコン「イオンシネマ土岐」を2025年4月に開業する。
イオンエンターテイメント(東京都港区)は、岐阜県土岐市の商業施設「イオンモール土岐」内に東濃エリア初のシネコン「イオンシネマ土岐」を2025年4月に開業する。
イオンシネマ土岐は、DXの推進による次世代型オペレーションを目指すイオンシネマの新業態となる。特徴は、コンパクト型でハイスペックな設備を導入していること。飲食コーナーにセルフオーダー・モバイルオーダーを導入し、自動ゲートによるチケットレス入場も採用した。
音響設備では、立体音響技術「ドルビーアトモス」を全スクリーンに導入した。2023年7月に開業した「イオンシネマとなみ」(富山県砺波市)に次ぐ全国2カ所目のシステムが、迫力ある音響空間を実現する。合わせて、全スクリーンにレーザープロジェクターを備え、映像音響体験を提供する。
座席は全席に両ひじ付きの独立席を導入。電動リクライニング付きの「ハイグレードシート」、寝そべりながらの鑑賞を可能にする「コンフォートシート」、座り心地を追求した「通常席」の3タイプを用意した。
館内空調は、通常の換気設備に加え、シネマ専用・大型空調用ウイルス対策システムを全スクリーンに導入。また、館内の床、壁面、座席など人が触れる部分は、すべて抗菌・抗ウイルス加工を施した。
同館では映画だけでなく、ライブビューイングなどのコンテンツも上映。イオンエンターテイメントは「『感動の輪を、つくる、広げる。』をコンセプトに、末永く地域に愛される、笑顔集まるシネコンを目指し、お客さまに感動とワクワクをお届けする」とコメントしている。
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