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新クルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI」就航 激化する「富裕層の獲得競争」ディズニーも参入(2/2 ページ)

商船三井クルーズが新しいクルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI」を就航させた。拡大しているクルーズ需要の中で、新たな客層を獲得しようとしている。向井恒道社長は「40歳から50歳くらいの働き盛りの世代にも、このクルーズ船に乗ってもらいたい」と述べ、これまで乗船していなかった年齢層にもクルーズ旅を経験してもらいたい考えを明らかにした。

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日本船主vs.外国船主 競争激化は必至

 2025年以降は日本にも本格的なクルーズが普及する時代になりそうだ。クルーズは移動が楽で効率的に観光地を回れることから、中高年に人気の旅行スタイルになってきている。こうしたことから日本船主のクルーズ船と、コスパが良いといわれる外国船主の船との間で、競争が激化することは必至で、どこまで乗客を獲得できるかが問われている。

 外国船の船は日本船のクルーズよりもクルーズビジネスでのノウハウの蓄積があり、船上でのサービス面での優位性はある。一方で日本船は、日本食や日本文化を体験してもらうなど、独自のきめ細かいおもてなしサービスによって外国人富裕層を捕まえられるため、今後は両社によるサービス競争が関心を集めそうだ。

 クルーズの客層はリピーターが多く、一度好きになると同じ船で何回もクルーズをする傾向があるため、特に最初のクルーズでどのような印象を持たせられるかが重要になる。


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