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「医療用大麻ビジネス」は海外で右肩上がり 日本が参入する日は来るのかスピン経済の歩き方(7/7 ページ)

12月12日に改正大麻取締法が施行され、注目が集まる「大麻ビジネス」。世界を見ると右肩上がりで成長しているが、日本の大手企業で参入しているところはない。今後はどうなるか――。

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日本で言う「漢方」のようなもの

 「海外での医療用大麻の扱いは、日本での『漢方』のような感じだと思ってもらうといいかもしれません。あまりに古くからあって、薬というよりもハーブのように民間療法で使われてきたことで、治療効果がきっちり検討されてこなかった。それが最近になって急に“薬”として認められた。ようやく医学的な検証が始まったという段階ですね」(小川氏)


日本で「大麻」の扱いは今後どう変わるか

 そんな未開拓な分野に、進出するのは大企業には難しい。上場企業ならば株主から反発も予想される。しかし、ベンチャーならば勝負をかけられる。場合によっては「世界」を獲ることもできる。

 「まだ医学的な検証が行われていない」ということは、裏を返せば「最初に新しい効果を見つけられるかもしれない」ことでもあるからだ。

 まだまだ先の見えない分野の中で、医療用大麻ベンチャーがどのように戦っていくのか注目したい。

窪田順生氏のプロフィール:

 テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。窪田順生のYouTube『地下メンタリーチャンネル

 近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受


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