謎の「OZA SODA」が売れている? 楽天1位を4年連続で獲得した強炭酸水の秘密:500mlが60円(5/5 ページ)
コロナ禍で市場が拡大した炭酸水市場は、現在、高止まりで横ばいの状態に。そんな中、右肩上がりに売れているのがライフドリンク カンパニーが販売する強炭酸水「OZA SODA」だ。人気商品を生み出した背景は……。
次の一手は「シリカ水」、多様なニーズに対応
現状、OZA SODAは好調を維持しているが、「まだまだ拡大の余地はある」と橋本氏は話す。
「商品の品質や価格には自信を持っているのですが、ECサイトでの購入は最低でも24本のまとめ買いとなり、ここに一定のハードルがあるのかなと。一度どこかでOZA SODAに触れていただくことで、購買のハードルを下げられたらと考えています」(橋本氏)
そのためにリアルで商品と触れられるタッチポイントの創出を試みているという。これまでに、食フェスでのサンプリングや駅前のキッチンカーイベントでの販売とサンプリングを実施。地道な活動ではあるが、認知につながりやすい方法を検証しながら継続していく見込みだ。
オウンドメディアやSNSでの発信も強化している。炭酸水を使ったおすすめレシピや炭酸水にマッチする食事など、飽きられないよう工夫しながら運営しているという。
次の一手としては、2025年の初頭に「シリカ水」を使ったOZA SODAの新商品を発売予定だ。ミネラル成分のケイ素を含むシリカ水は、健康や美容の効果が見込めるといわれている。シリカ水の市場はじわじわ広がっており、多様な需要に応えることで新規顧客の開拓を狙う。
市場全体の動きを見ると、サントリー食品インターナショナル(東京都港区)は新商品の「サントリー天然水 SPARKLING」を2024年3月に販売。ブランド史上最高レベルのガス圧と独自のミネラル設計で、細かく大量の高密度な泡が感じられる中味を実現し、お酒の良さを引き立てるという。
市場トップブランドのウィルキンソンは、「飲用シーン」の訴求に注力。飲用シーンで最も多いのが“風呂上がり”であることから、2024年の5〜8月に複数の温泉施設とコラボしてサンプリングを実施した。
各社が独自の戦略で拡大を狙うが、OZA SODAは「低価格」と「飽きない味わい」を貫く。今後も、大衆の選択肢となるだろうか。
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