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2024年に「取得してよかった資格」 簿記を抑えた1位は?

2024年に「取得してよかった資格」を調査した。人気な「簿記」を抑えた1位は何だったのか?

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 働き方改革の推進により、転職市場は大きく変化し、個人の専門性と柔軟なキャリア形成が求められる時代となっている。資格取得はスキルの証明、スキルアップの手段の一つとして人気が高い。

 学研ホールディングスの調査から、2024年に取得してよかった資格や取得目的が明らかになった。

2024年に取ってよかった資格 2位は「簿記」

 2024年に資格を取得した410人を対象に「2024年に取得した資格のうち、取って良かったと思う資格を教えてください」(複数回答可)と質問したところ、1位は「ファイナンシャルプランナー」(213人)だった。

 2位は「簿記」(51人)、3位は「TOEIC」(15人)という結果に。ファイナンシャルプランナーは、家計管理や税金対策など日常的な金銭面での判断にも直結する知識が身に付くことから、他の資格に比べて、効果やメリットを実感しやすく支持につながったと考えられる。


2024年に取得してよかった資格(画像:以下、プレスリリースより)

 学研ホールディングスは、ファイナンシャルプランナーが人気だったことについて「働き方改革や経済的不安定性を背景に、資産運用や老後の見直しへの関心が高まっていることが考えられる」とコメントしている。

 資格取得の目的としては「収入を上げるため」(59.9%)という回答が最も多かった。約6割の人が収入を上げるために資格を取得しており、「資格取得=収入アップ」というイメージが強いと考えられる。

 以降「スキルアップするため」(35.8%)、「やりたい仕事につくため」(28.4%)、「仕事の幅を広げるため」(23.8%)と続いた。


資格取得の目的

 学研ホールディングスは資格取得の目的について「資格取得=収入というイメージがあるだけでなく、資格取得が実際に収入増加につながっていることが分かる。今回の調査ではファイナンシャルプランナーが圧倒的な人気を誇っていたが、時代の変容や資格取得を支援する制度の普及によって、より幅広い分野の資格取得にチャレンジできるようになることが予想される」とコメントした。

 調査は、2024年に資格を取得した全国の410人を対象にインターネットで実施した。期間は2024年12月7〜14日。

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