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オープンハウス、初任給を33万円→36万円へ 1年目から「年収500万円超」見込む
オープンハウスグループは、新卒総合職の初任給を従来の33万円から、36万円に引き上げる。2025年4月1日以降に入社する新入社員が対象となる。
オープンハウスグループ(東京都千代田区)は1月14日、新卒総合職の初任給を従来の33万円から3万円引き上げ、36万円に設定すると発表した。2025年4月1日以降に入社する新入社員が対象となる。
オープンハウスグループは物価高の基調を受け、2022年4月にも初任給の引き上げを実施。それまでの30万円から3万円引き上げ、33万円に設定していた。
同社の2024年9月期の売上高は1兆2958億円で、12期連続で過去最高を更新している。今回の初任給引き上げは、今後も予想されるさらなる物価上昇や、社員の待遇改善、採用活動における競争力の強化を図ってのもの。これを受けて、同社では入社1年目から年収500万円を超える見込みだという。
対象となるのは、オープンハウスグループ、オープンハウス(東京都渋谷区)、オープンハウス・ディベロップメント(東京都千代田区)が採用する新卒の総合職(営業職・企画/マーケティング職・コーポレート職・建築技術職・社内SE職)。
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