ヱビスビール、ジョジョ作者とコラボ 担当者「鮮やかな色合いの再現にこだわり」
サッポロビールは2月12日、「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」を数量限定で発売する。缶のデザインは、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者である荒木飛呂彦氏が書き下ろした。ヱビスビールにおいて、荒木氏のような漫画家とコラボするのは今回が初だという。
サッポロビールは2月12日、「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」を数量限定で発売する。缶のデザインは、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者である荒木飛呂彦氏が書き下ろした。サッポロビールの沖井尊子氏(マーケティング本部ビール&RTD事業部 ヱビスブランドブランドマネージャー)によると、ヱビスビールにおいて、荒木氏のような漫画家とコラボするのは今回が初だという。
荒木氏とコラボした理由について、沖井氏は「ヱビスブランドのテーマは『たのしんでるから、世界を変えられる』です。40年以上漫画家として活躍する荒木氏の常に新たな可能性を追求する姿勢や、作品がルーブル美術館に展示されるなどさまざまな活動に挑戦していることなどが、ヱビスブランドと重なりました」と説明する。
コラボしたパッケージは、350ミリ缶と500ミリ缶の2種類(いずれもオープン価格)を用意した。缶のデザインには、ヱビスビールが明治時代後期から展開している広告「美人画ポスター」を、荒木氏が現代的にアップデートして描き下ろしたイラストを採用した。
美人画ポスターを現代的にアップデートするに当たり、どのような人を描くかというイメージのすり合わせを、荒木氏と何度も行ったという。また、荒木氏の特徴の1つでもある、鮮やかな色合いをどう再現するかにもこだわったそうだ。「アルミ缶への印刷は色数の制約があるため、どうすれば表現できるか、事前のシミレーションを何度も行いました」(沖井氏)
ヱビスビールは今年、135周年を迎える。沖井氏は「今回のコラボをきっかけに、荒木氏のファンを含むより多くのお客さまにヱビスブランドやビールそのものに興味関心を持ち、飲んでいただくきっかけとしたいです」とコメントした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ビールの成功体験よもう一度 サントリーがワインに注力、赤字続くが勝算は
生ビールやウイスキー「山崎」「白州」で知られるサントリーだが、ワインにも注力しているのをご存じだろうか。
えっ、売上比率はたった「1%」? それでもビールのミニ缶が40年も愛される理由
缶ビールのサイズを見ると、ミニ缶と呼ばれている135mlがある。「一番搾り」の内訳を見ると、売り上げ比率は1%ほど。あまり売れていないのに、なぜ販売を続けるのか。キリンビールの担当者に聞いた。
キリン「晴れ風」が絶好調 “ビール好き”以外をどうやって取り込んだ?
キリンビールが4月に発売した17年ぶりのスタンダードビールの新ブランド「晴れ風」の勢いが止まらない。11月13日には年間販売が500万ケースを突破した。なぜここまで売れたのか。同社ビール類カテゴリー戦略担当の小澤啓介氏に話を聞いた。
なぜ、ビール会社が「飲みづらいグラス」を開発したのか あえて“逆行”には意味がある
クラフトビール大手のヤッホーブルーイングが“飲みづらいグラス”を発表して、話題になっている。通常のグラスと比べて、飲み切るのに3倍ほどの時間がかかるとか。なぜ、このようなグラスを開発したのかというと……。


