コミュニティセンターとしての書店
書店を取り巻く環境は厳しく、書店が1つもない自治体は、全国で27.9%に上っている(2024年8月、出版文化産業振興財団調べ)。こうした状況を受け、日販は入場料のある本屋「文喫」や、省人化ソリューションに着目した「ほんたす」など、新たなモデル開発に取り組んできた。
共創型モデルの書店がオープンすることを受けて、同社は「無印良品の中で、書籍の販売はもちろん、地域の生活者が文化的に交流できる『コミュニティセンターとしての書店』を出店するに至った」とコメントした。
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