フジ社長交代、新社長の経歴は? 『ドラゴンボール』『ちびまる子ちゃん』など手掛ける
フジ・メディア・ホールディングス(FMH)は1月27日、フジテレビジョンの港浩一社長、嘉納修治会長の辞任を発表した。清水賢治専務が社長に昇格する。
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フジ・メディア・ホールディングス(FMH)は1月27日、フジテレビジョンの港浩一社長、嘉納修治会長の辞任を発表した。清水賢治専務が社長に昇格する。FMHとフジテレビジョンは「1月23日に設置を決議・公表した第三者委員会による調査に対して全面的に協力するとともに、速やかに再発防止策を講じていく。公正で透明性を重視した経営を徹底し、ステークホルダーからの信頼の回復と企業価値の向上に向けて全力を尽くす」とコメントした。
『ドラゴンボール』『ちびまる子ちゃん』 新社長の経歴は?
FMHは「フジテレビについての一連の報道に関し、こうした事態を生じさせた責任を踏まえ、辞任するもの」とコメントした。また両氏(港社長、嘉納会長)は「退任後も第三者委員会が行う調査に責任をもって最大限の協力を行うことを約束している。新たな経営体制で第三者委員会の調査への協力及び信頼回復に向けた改革を進めるとともに、さらに抜本的な経営体制の見直しを検討し実行する」としている。
新社長の清水氏は『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』『ちびまる子ちゃん』など大ヒットアニメをプロデュースしてきたアニメプロデューサーだ。ドラマでも『世にも奇妙な物語』などを手掛け、成功させている。
これまでフジテレビの社長は、ディレクターなど制作現場出身者や経営企画系出身、新聞社や省庁出身者の外部登用など、さまざまな経歴の人物が就任してきた。清水新社長は同社を代表するアニメプロデューサーであり、その経歴は他のキー局の歴代社長を見てもあまり例がない。
清水氏は1983年にフジテレビジョンに入社。2019年6月よりFMHとフジテレビジョン取締役。2020年6月よりフジテレビジョン執行役員。2021年6月より常務取締役。2022年6月1日より専務取締役を歴任した。
FMHの金光修社長は1月27日に開いた会見の中で、清水氏の専任理由について以下のように説明した。
「清水新社長は、番組を企画する編成に長くいました。スカパー(・ウェルシンク)というところにも行って、外部の人とも仕事をしたことがあります。さらに経営企画ということで、会社の経営も見ることができる。さらに今FMHの専務という形で、フジテレビも、その持ち株会社のFMHも経験してるということで、オールラウンドでテレビ業界のことにも詳しいです。今の状況においてふさわしいと判断して、それはあの誰がということじゃないですけれども、取締役会で選任しました」 (金光社長)
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