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令和の米騒動で外食の「お代わり無料」が危機に? 対応分かれる各社の現状:長浜淳之介のトレンドアンテナ(3/5 ページ)
米価高騰で外食の「お代わり無料」が危機に立たされている。各社の現状をまとめた。
お代わり無料は維持しつつ、メニュー全体の値上げが目立つ
定食業態では、M&S フードサービス(大阪市)が関西・中部で展開する宮本むなしも、お代わり無料を維持している。同社によると、今後も変更はないようだ。やよい軒同様に、各種メニューの価格はジワジワと上昇しているが、全般に手の届きやすい価格設定は維持している。
吉野家グループでは、吉野家やカルビ丼とスンドゥブの専門店「かるびのとりこ」で定食・御膳のご飯お代わり無料サービスを行っている。吉野家であれば「から揚げ定食」(767円)、「牛カルビ定食」(767円)などが対象であり、他チェーンと比較すると相対的にリーズナブルだ。
吉野家では、ご飯大盛も無料であり、大盛のお代わりをすることも可能。2024年7月29日に牛丼並盛を468円から498円に改定するなど値上げをしているが、たくさん食べたい人にとっては、まだまだ安価でコスパの良い食事が可能となっている。
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