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令和の米騒動で外食の「お代わり無料」が危機に? 対応分かれる各社の現状長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/5 ページ)

米価高騰で外食の「お代わり無料」が危機に立たされている。各社の現状をまとめた。

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ご飯お代わり無料を続ける松のや

 松屋フーズグループでは、とんかつ専門店・松のやで、定食がご飯お代わり無料である。最も安価な「ロースかつ定食」(630円)は、価格に対する満足度が高い。「ダブルロースかつ定食」も980円で1000円以内に収まる。


松のやでは定食のご飯と味噌汁、お代わり自由

 松のやでも2024年8月9日に一部商品を値上げした。旧価格ではロースかつ定食が600円を切っていたものの、昨今の事情からお代わり無料を維持する上で値上げも必要だったのだろう。運営する松屋フーズホールディングスは「今のところご飯お代わりを止める話はないが、あまりに米価が上がり過ぎると分からない」と、価格動向を注視している。


松のやのロースかつ定食

松のやのメニューでは、ご飯と味噌汁のお代わり無料をうたう

 ねぎしフードサービス(東京都新宿区)が運営する牛たんの「ねぎし」も、麦飯のお代わり無料を維持している。 2022年には「ミートショック」(飼料高騰などにより食肉価格が高騰する現象)があったにもかかわらず、今後も続けていく方針だ。看板の「白たん厚切りセット」は現在2600円と高価だが、1000円台の鶏や豚のメニューも出しながら、コスパ重視のニーズに応えている。


ねぎしでは、麦めしのお代わり無料を続けている

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