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令和の米騒動で外食の「お代わり無料」が危機に? 対応分かれる各社の現状:長浜淳之介のトレンドアンテナ(5/5 ページ)
米価高騰で外食の「お代わり無料」が危機に立たされている。各社の現状をまとめた。
米だけでなくキャベツも無料「和幸」の対応
ご飯、みそ汁、さらにはこのところ値上げが著しいキャベツまでもお代わり無料なのが、とんかつ 和幸だ。現在、とんかつ専門店で目にすることも多いご飯などのお代わり無料スタイルつくった元祖とされる。
経営する和幸商事(神奈川県川崎市)によれば「葉物野菜の値段は変動が大きいので、いずれ収束に向かうのではないか。ご飯、みそ汁も変更はない」とのこと。キャベツの値段については楽観的に見ているようだ。みそ汁はしじみ汁、キャベツとご飯もお代わり無料と、たっぷり食べたい人が支持している。
備蓄米を蓄えたまま、このまま政府が放置していれば、米の価格はさらに上がり、家計を圧迫するだけでなく、外食の価格もさらに上げざるを得ないだろう。値上げを抑える上で、お代わり無料を止める動きは加速する可能性が高い。より安価な海外のカリフォルニア米などを導入する動きも増えていくのではないか。
著者プロフィール
長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。著書に『なぜ駅弁がスーパーで売れるのか?』(交通新聞社新書)など。
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