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「ランニングシューズ並みに軽い」革靴がヒット 青山商事とミズノ、新入社員に焦点プロダクトInsights(2/2 ページ)

ミズノと青山商事が共同開発したビジネスシューズ「EXLIGHT」(希望小売価格1万5290円)が好調だ。2020年2月の発売以降、累計販売数は18万足(1月末時点)を突破した。両社がコラボした背景や開発の経緯について、ミズノの山本仁氏(アスレティック事業部 ライフ&ヘルスマーケティング部 フットウエア課)に話を聞いた。

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相反する2つの機能を両立

 ミズノと青山商事がコラボしたのは、2018年に青山商事の商品部からの「スポーツテクノロジーを生かした新たなビジネスシューズを作りたい」という声掛けがきっかけだったという。そこから両社間で試作を重ね、2020年2月に初代モデルを発売した。

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青山商事の商品部からの声掛けで開発がスタート

 山本氏によると、開発時に苦労したのは、クッション性と安定性の両立だという。一般的に、シューズはクッション性を高めると柔らかくなりすぎて安定性が低下し、安定を高めると硬くなりすぎてクッション性が低下してしまう。この相反する2つの機能を両立させ、さらに歩きやすさと履き心地、ランニングシューズ並みの軽量であることを追求したそうだ。

 エクスライトの開発には、ミズノのスポーツシューズ作りで採用している素材や製靴工程を導入。「フィッティグ性や耐久性を確認するため、舗装されているアスファルトや未舗装路の自然道を、サンプルシューズを履いて何度も歩き、性能を確認しました」(山本氏)

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相反する2つの機能を両立するのに苦労

 エクスライトのメインターゲットはフレッシャーズと呼ばれる若い世代だ。その理由について、山本氏は「若い世代は、部活などでスポーツシューズの機能性を実感している方が多いです。そのため、スポーツシューズの知見を活用しているエクスライトとの親和性が高いと考えました」と説明する。加えて、外回りの営業職など、歩く機会が多いビジネスマンからも支持を獲得し、リピーター年々増加しているという。

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メインターゲットはフレッシャーズと呼ばれる若い世代(提供:ゲッティイメージズ)

 2〜3月は入学式や入社式、就活に備えてフレッシャーズがビジネスシューズを買い求めるピークとなる。そのため、山本氏は「累計販売数20万足突破も目前」と期待を寄せる。エクスライトはさらなる支持を得られるか。

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