速報
東京メトロ「座りやすい号車」案内を試験提供 着席確率を算出
東京メトロとナビタイムジャパン(東京都港区)は、途中駅での乗客の降車パターンを分析し、座りやすい車両を提案する「座りやすい号車案内」の試験提供を開始すると発表した。
東京メトロとナビタイムジャパン(東京都港区)は、途中駅での乗客の降車パターンを分析し、座りやすい車両を提案する「座りやすい号車案内」の試験提供を開始すると発表した。独自に算出する「着座確率」を基に、途中駅での乗客の降車パターンを分析し、座りやすい車両を提案する。サービスは、ナビタイムジャパンのアプリ「乗換NAVITIME」の有料会員向けに提供する。
乗換NAVITIMEのデータを用いて、乗車時は混雑していても、途中駅で多くの乗客が降車する可能性が高い号車を予測し案内するという。アプリ上の経路検索の結果画面に「座れる確率の高い号車があります」と表示し、最大3つの推奨車両を提案する。乗車駅から目的地までの各停車駅における着座確率も確認できる。
東京メトロ線内の駅が対象。試験期間中は「実際に座れたか」の体験調査や改善要望のアンケートを実施し、利用者の行動変容や実際の着座率などを検証するという。
「1本列車を見送ることで座りやすくなります」「急行列車から普通列車へ乗り換えると座りやすくなります」といった提案機能の追加も検討する。将来的には「座れるルート検索」機能の実現を目指すという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
東横線・幻の駅「新太田町駅」と、かつて「3つ」存在した神奈川駅
2004年1月末、横浜高速鉄道みなとみらい線との直通運転開始により、横浜〜桜木町間が廃止に。同時に横浜駅が地下に移設され、東白楽―横浜間の線路も地下化された。その線路跡は、今どのようになっているのか、あらためて歩いてみることにした。
川崎を走った「トロリーバス」老朽化で解体か? 電車でもバスでもない、謎の乗り物が活躍した過去
法令上は「鉄道」に分類される、不思議な乗り物「トロリーバス」。全国でも保存例はまれであるこの不思議な乗り物の、活躍の歴史を振り返る。
モノレール登場から200年、なぜ広まらなかったのか LRTにも共通する課題
公共交通は形を変えながら、新たな局面を迎えている。
設備投資に1486億円 「富士山登山鉄道」構想に推進・反対派が真っ向対立 問題点はここだ
富士山北麓の山梨県富士吉田市と、富士山五合目を結ぶ壮大な登山鉄道を建設する構想がある。この構想が今、推進・反対派の主張が真っ向からぶつかる事態となっている。
「鳥貴族に電話したらAIが出た」 スムーズなやりとりに驚きの声
鳥貴族は60店舗を対象に、電話対応にAIレセプションを導入した。電話の一次対応は対話型AIが行う。スムーズなやりとりに、SNSでも驚きの声が上がっている。



