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「鳥貴族に電話したらAIが出た」 スムーズなやりとりに驚きの声:60店舗に導入
鳥貴族は60店舗を対象に、電話対応にAIレセプションを導入した。電話の一次対応は対話型AIが行う。スムーズなやりとりに、SNSでも驚きの声が上がっている。
居酒屋業態にもAI化の波は訪れるか――。鳥貴族(大阪市)は、同社が展開する焼鳥屋チェーン「鳥貴族」直営60店舗に、エビソル(東京都渋谷区)が提供するAI電話予約応対サービス「AIレセプション」を導入し、4月から稼働開始した。
エビソルは飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営しており、同システムと連携することで、「AIスタッフ」による柔軟な電話対応が可能になるという。
AIレセプションは、24時間365日、飲食店への全ての電話をAIスタッフ「さゆり」が自動で一次対応する対話型AIサービスだ。プッシュボタン式の自動受付システムとは異なり、実際に人と会話しているかのように対応できるのが特徴。
ebicaの空席データと連携することで、来店当日の直前予約や予約内容の確認が可能なほか、客が希望する時間帯の予約が埋まっていた場合には、前後の予約可能時間や近隣系列店舗を提案することも可能だ。通話データの収集・分析もしており、アップデートを重ねているという。
「AIの受け答えがやばかった。なにがやばいって......」SNSで驚きの声
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