就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)は、2026年春に卒業予定の大学生・大学院生の就職内定率を発表した。2025年1月末時点の内々定率は、48.2%だった。
前年同時期比で約2割増
2024年1月末時点の内々定獲得率は48.2%。前回12月末の調査時(36.6%)から11.6ポイント伸長した。前年1月末の調査結果(29.2%)と比較すると19.0ポイント上回っており、内定を前倒しで出す企業が増えていることがうかがえる。
理系は5割を突破
2025年1月末時点の内々定率を文理別にみると、文系が前月比12.2ポイント増の45.2%、理系が同10.6ポイント増の54.4%で、いずれも12月末の調査を大きく上回っている。
約1割が「就活を終了」
就職活動を継続中の学生は1月末時点で82.9%となっており、12月末より5.7ポイント減少した。就職活動をまだ開始していない学生は5.3%となっている。
「内定(内々定)を獲得し、就活を終了」した学生は11.8%だった。
調査は1月24日〜31日、2026年3月卒業(終了)予定の大学生・大学院生を対象に実施。302件の回答を得た。
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