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マツダ、タイに年間10万台のSUV生産ハブ整備 ASEAN市場への輸出拠点に
マツダは2月14日、50億バーツを投資し、タイの生産拠点を強化すると発表した。年間10万台の新型小型SUV生産ハブとして整備する。
マツダは2月14日、50億バーツ(約225億円)を投資し、タイの生産拠点を強化すると発表した。年間10万台の新型小型SUV生産ハブとして整備する。日本やASEAN市場への輸出拠点として強化し、タイ市場での販売強化を図る。
マツダは2027年にかけて、タイ市場にバッテリーEVを2車種、プラグインハイブリッドモデルを1車種、ハイブリッドモデル2車種の計5車種を導入する計画だ。タイでは電動化が進んでいることから、電動化商品のラインアップの拡充を急ぐ。
新型バッテリーEVの「MAZDA6e」は、マツダと重慶長安汽車股份有限公司(以下、長安汽車)の中国合弁企業である長安マツダ汽車有限公司が製造する。タイ向けモデルは2025年中の発表を予定している。同モデルは中国、タイの他、欧州へも展開する。
マツダの毛籠勝弘社長は「電動化が進展するタイのお客さまのご要望に応えるマツダらしい電動化商品を導入するとともに、日本やASEAN市場を中心とした小型車輸出拠点としての役割を強化する」とコメントした。
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