インタビュー
学習塾の倒産が相次ぐ中で、なぜ“業界のユニクロ”がじわじわ増えているのか(4/5 ページ)
学習塾の倒産件数が増えている。厳しい環境の中で、「コノ塾」が急増している。どういった指導をしているのかというと……。
教育現場を変えるデジタル改革
教育業界からの転職者も多い背景として、デジタル技術を活用した業務の効率化が挙げられる。コノ塾では、自動化できる部分については社内でツールを開発して対応している。採点作業の自動化システムなど、人の手を介さなくても済む事務作業をデジタル化し、削減する取り組みを進めている。
その成果は数字にも表れており、教室長の平均残業時間は月14時間にとどまる。これは、日教組の調査(2024年)で明らかになった教員の平均残業時間88時間36分と比べ、大幅に少ない。
保護者とのコミュニケーションも動画やアプリを通じて効率化しており、進路情報の提供から月次の学習状況の報告まで、共働きが多い保護者の生活様式に合わせたやり取りを実現している。
こうした教室運営の効率化により、教室長たちは「生徒に向き合うこと」に専念できるようになったという。教育の品質を保ちながら、ワークライフバランスも実現しており、教室長たちからも「土曜日に家族と夕食を食べられる」「年間スケジュールが立てやすい」と好評だ。
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