コラム
学習塾や脱毛サロンの「いきなり倒産」、なぜ起きる? 消費者が「貸し手」になる共通点(1/4 ページ)
企業の「いきなり倒産」による、突然のサービス停止。こうした倒産で被害にあわないようにするための未然の防止策はあるのか?
著者プロフィール:古田拓也 カンバンクラウドCEO
1級FP技能士・FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックベンチャーにて証券会社の設立や事業会社向けサービス構築を手がけたのち、2022年4月に広告枠のマーケットプレイスを展開するカンバンクラウド株式会社を設立。CEOとしてビジネスモデル構築や財務等を手がける。Xはこちら
学習塾や脱毛サロンが突然倒産し、先払いをしていた利用者が大きな損失を被るケースが近年増えている。
大学予備校「ニチガク」を運営する日本学力振興会が入試直前に経営破綻を発表したことは記憶に新しい。また、脱毛業界でも、医療脱毛の「アリシアクリニック」を展開する医療法人社団美実会と、一般社団法人八桜会の2社が破産した。これにより、事前に高額な利用料を払っていた利用者が、突然のサービス停止で被害を受けた。
こうした「いきなり倒産」はなぜ起きるのか。問題点を探ってみると、利用者自身が無自覚のうちに企業に対して「貸し手」になっているという構図がみえてきた。
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