「ゴリラのひとくち」重さ2キロのジョッキが登場、開発の狙いは?:プロダクトInsights
ドウシシャは、重さが約2キロの超重量級ジョッキ「ゴリラのひとくち」を3月上旬に発売する。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
生活関連用品を製造販売するドウシシャ(大阪市)は、重さが約2キロの超重量級ジョッキ「ゴリラのひとくち」を3月上旬に発売する。 希望小売価格は3850円。
ゴリラのひとくちは本体をスチール(鉄鋼)にすることで、高さ約12センチとコンパクトサイズながら、このサイズのジョッキではあり得ない重さを実現した。
口に運ぶのが億劫(おっくう)になるため、飲み過ぎを防げるだけでなく、飲みながら筋力トレーニングの効果も期待できるという。
容量はひと口分の135ミリリットル。本体のほとんどはスチールだが、飲み物を入れる内側にポリプロピレンを使用し、なめらかな口当たりにした。
パッケージは店頭で重さを実感しやすいようにハンドルが飛び出した形状とした。正面には大きく2キロと記し、重量感を示している。
また「※ダンベルではなくジョッキです(笑)」「人間が使うには非常に重いためご注意ください!」と記載し、一般的なジョッキの重さではないことを表現した。
同社の「ゴリラ」シリーズは、2024年2月に登場。健康家電「ゴリラのひとつかみ」は女性の悩みの一つである、ふくらはぎへのコンプレックスに対し、よりスッキリ感を得られ、手軽にケアをできる製品を作れないかと考え開発した。その後、「ゴリラのひとつき」「スーパーゴリラのひとつかみ」を発売し、シリーズ累計で50万台以上を販売している。
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