ニュース
26卒学生の内定率は「54.3%」 8割超は「就活継続」、“長期化”の傾向か
学情が調査結果を発表した。2025年1月末時点の内々定率は半数を超え、54.3%という結果に。一方で8割超は「就活を継続する」としている。
就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)は、2026年春に卒業予定の大学生・大学院生の就職内定率を発表した。2025年2月下旬時点の内々定率は、54.3%という結果に。前月と前々月の調査に続き、同時期の調査では過去最高を更新した。
前年同時期比で16.2%増
2025年2月下旬時点の内々定獲得率は54.3%。前回1月末の調査時(48.2%)から6.1ポイント伸長した。前年2月末時点の獲得率(38.1%)から16.2%増えており、内定出しを前倒しする企業が増加している状況だ。
理系は6割に迫る
文理別に内々定率をみると、文系が前月比7.3ポイント増の52.5%。理系が同3.7ポイント増の58.1%で、すでに6割に迫っている。
就職活動を継続中の学生は83.8%となっており、1月末の調査から0.9ポイントの増加にとどまった。「内定(内々定)を獲得し、就活を終了」した学生は11.7%で、前月の調査(11.8%)と同水準だった。
調査は2月15日〜24日、2026年3月卒業(終了)予定の大学生・大学院生を対象に実施。296件の回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
星野リゾート「大学1年に内定」物議に本来の意図明かす 滑り止め目的には「内定出さない見極め」も
星野リゾートが10月に開始した「大学1年生からでも参加可能」とする通年採用制度。就活の早期化を受けた「囲い込み」との見方もあるが、採用担当者は「1〜2年生の段階でマッチングを確かめられる学生は、正直そう多くはないと考えている」と本音を話す。いったいどのような狙いで制度を開始したのか。
AIで変わる就活の風景 「売り手市場」が採用DXを迫る
AIの進化により、学生の就職活動に変化が起きている。HRテック企業のThinkingsの吉田崇社長に、2026年卒の採用などについて取材した。2社の実践事例も含めて紹介する。
26卒採用のインターンシップ、6割近くの企業が「前倒し」 就活の早期化進む
就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に、「2026年卒対象のインターンシップ/オープン・カンパニー」に関する調査を実施した。
25卒採用、8割超の企業が「難易度高い」と回答 売り手市場・早期化進む
学情(東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に、「2025年卒採用」に関する調査を実施した。





