ニュース
タニタの“置く”だけ社食、3日で200件の問い合わせ 誕生のきっかけは機内食(4/4 ページ)
タニタは2月から、置き社食サービス「タニタカフェ at OFFICE」の提供を開始した。同社が全国で展開している「タニタカフェ」の食事を、オフィスで食べられるようにした法人向けサービスだ。
サービス開始から3日で200件の問い合わせ
置き社食は現在、関東の1都7県(東京、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨)をサービス対象エリアとしている。月額費用は4万5000円で、48食以上のプランが基本となるため、「1人当たりの金額や利用数量を考慮すると、50人以上の事業所が適正だと考えています」(浅尾氏)とのこと。その他、業種や業態に制約は設けていない。
オフィスの立地や周辺環境により、外食する場所やコンビニが遠いなど、いわゆる“ランチ難民”と呼ばれる人が多い企業への売り込みはどうするのか。浅尾氏は体験会やテスト導入といった施策は現時点で想定していないものの、今後要望が増えるようであれば検討するという。
2月4日のサービス開始から、3日間で200件弱の問い合わせが寄せられているタニタの置き社食。そのうち、対象エリアである1都7県以外からの問い合わせが4割ほどを占めており、9月頃からは対象エリア外でもサービスを開始する予定だという。タニタが提案する新しいランチの選択肢は、働く人々の胃袋をつかめるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
オフィスなの? 飲食店なの? デスクで働く社員が丸見えの「社食堂」が誕生した背景
広島と東京に拠点を置く建築設計事務所が、オフィスにある食堂を一般開放している。ただの食堂ではなく、その空間にはオフィスも共存している、特殊なスペースとなっている。どんな狙いや効果があったのか取材した。
「1食360円」「映画をイメージした内装」 USJが従業員食堂を「内製化」したワケ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、パーク内やオフィスで働く約1万人のクルー(従業員)向けの“もてなし”を強化している。従業員食堂の運営を内製化した狙いや、メニュー構成の狙いについて取材した。
なぜ、社員食堂でノンアル飲料を出しているのか 商談の場でもプシュっと乾杯 その狙いをサントリーに聞いた
サントリーの東京都内にある社員食堂では、ノンアルコール飲料を提供している。商談相手にも、水やお茶と一緒に勧めているという。その狙いを総務部の担当者に聞いた。
焼き立てピザ、ヘルシー小鉢が無料 資生堂が社員食堂で「4人組限定」「早い者勝ち」ルールを作った深いワケ
資生堂の社員食堂が、他企業から「手本にしたい」と注目を集めている。同社ファシリティマネジメント部 オフィスコンシェルジェグループの近藤真理子氏に、社員食堂について話を聞いた。

