ローソン×無印良品、「PCの手前」に収まるノート発売:プロダクトInsights
ローソンは3月11日、無印良品と共同開発したノートを発売した。オリジナル商品のラインアップを拡充することで、目的買いによる集客につなげる狙いだ。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ローソンは3月11日、無印良品と共同で開発したノート「ポリプロピレンカバー ダブルリングノート B5ハーフサイズ」(389円)を発売した。オリジナル商品のラインアップを拡充することで、目的買いによる集客につなげる狙いだ。
ビジネス利用を想定
同商品は、PCを机に置いたとき、手前のスペースに収まることを想定したノート。主にビジネスパーソンの使用を想定している。横181×縦123(単位:ミリメートル)と横長のサイズで、横に開いてもPC手前のスペースにすっぽり入るよう設計した。
紙面には、5ミリメートルの方眼でミシン目を入れた。カバーの色はダークグレーで、男女問わず使いやすいデザインとした。
「目的買い」を強化
ローソンでは、2022年から無印良品のアイテムを本格的に取り扱っている。とりわけ、無印良品の店舗にアクセスしづらい地方などで、好評を得てきたという。
2024年に共同開発したローソン限定カラーの「足なり直角 足底パイルショート丈靴下」「綿ハーフハンカチ」は好評を博し、目的買い需要を生んだ。
文房具の共同開発は、今回が初めての試みだ。同社の広報担当者によれば、「無印良品の中でも、文房具は特にコンビニで需要がある」との理由から、衣料品に続くオリジナル商品のカテゴリーに選んだとのこと。中でも「PCの前に置けるサイズ」のノートはこれまで無印良品では出していなかったことから、開発を決めたという。
同商品は全国のローソン店舗(一部店舗及び「ローソンストア100」を除く)で取り扱う。
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