なぜ、ルクア大阪にスタバが「6店」もあるの? それでも売上が好調の秘密:週末前に「へえ」な話(1/4 ページ)
JR大阪駅直結の商業施設「ルクア大阪」に、スタバが6店舗もある。「なぜ6店舗も?」と思われたかもしれないが、売り上げは好調のようで……。
スターバックスが国内2000号店を突破した。スタバの1号店が登場したのは1996年のこと。その後、店舗数をどんどん増やしていって、今年2月、大台に達したわけだが、この勢いはまだまだ続きそうである(年100店舗ペースで増やしていくそうだ)。
全国のスタバを見ると、ユニークな店舗がある。例えば、愛媛県の「道後温泉駅舎店」。その名の通り、伊予鉄道・道後温泉駅の駅舎を改装して、一棟まるごとスタバに生まれ変わった。千葉県の最南端にある「カインズ館山店」では、店舗前の駐車場で月に1回、ラジオ体操を行っている。多い日には、100人ほどが参加するそうだ。
このほかにも、エッジの立った店舗はたくさんあるわけだが、個人的に気になっているのは、JR大阪駅に直結している商業施設「ルクア大阪」の店舗だ。関西在住の人はご存じだと思うが、ルクア大阪は「ルクア」と「ルクアイーレ」の2つの施設で構成されている。ファッション、ライフスタイル、飲食店などが充実していて、大阪梅田エリアの人気スポットのひとつである。
「で、どんな店なの? めちゃめちゃオシャレとか? 大阪の街を一望できるとか?」といった声が聞こえてきそうだが、実はこの施設の中にスタバが6店舗もあるのだ。同じ建物の中にたくさんの店舗があれば、お客が分散して苦戦するのでは……と考えがちだが、「すべての店舗の売り上げが全店平均を上回っている」(担当者)という。
ちなみに、同じ施設の中で、最も多くのスタバがあるのは、埼玉県の商業施設「イオンレイクタウン」(以下、レイクタウン)で、ここには7店舗もある。この数字に驚かれたかもしれないが、レイクタウンの店舗面積は24万5000平方メートルで、国内最大の広さを誇るショッピングセンターである。
一方、ルクア大阪の店舗面積は5万3000平方メートル。レイクタウンと比較すると、ルクア大阪はより限られたスペースに多くのスタバが集中していることが分かる。
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