ファミマ、新ECサイト滑り出し好調 “二度目の正直”成功したワケ
ファミリーマートは3月6日から開始している自社ECサイト「ファミマオンライン」が好調だ。食品ギフトやアパレルPB商品、キャラクターIPとのコラボ商品などを展開しており、受注金額は想定の2倍だという。
ファミリーマートは3月6日から開始している自社ECサイト「ファミマオンライン」が好調だ。食品ギフトやアパレルPB商品、キャラクターIPとのコラボ商品などを展開しており、受注金額は想定の2倍以上だという。
ファミマオンラインを利用するには、同社のアプリ「ファミペイ」の会員登録が必須となる。支払い方法はクレジットカード決済、ファミペイ払い、店頭前払いの3種類。注文した商品は、ファミリーマートの店舗でも受け取り可能だ。
ファミリーマートは、2000年にもECサイト「ファミマ・ドット・コム」をオープン(2018年に終了)しており、今回が2回目の立ち上げとなる。EC事業に改めて参入した理由について、デジタル事業部の近藤大輔部長は「店舗サイネージ『FamilyMartVision』を設置している店舗数が、2024年3月に1万店を超えました。加えてファミペイが約2300万ダウンロードされたこともあり、お客さまとデジタル接点の強化が進んだと判断し、EC事業に再参入しました」と説明する。
3月6日のサービス開始以降、ファミマオンラインへの訪問回数は旧サービスの数十倍と好調な滑り出しだ。今後について、近藤氏は品ぞろえ強化を挙げる。「常時約1000商品を展開しているが、ファミリーマートの店舗が近くにないお客さま向けに、PB商品の取り扱いを増やしていきたいです」(近藤氏)。また、全国約1万6300店舗の店舗網を活用し、ファミリーマート限定のご当地商品など、独自性を打ち出していきたいという。
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